芒種(ぼうしゅ)6月5日~6月20日

梅雨の始まりの目安

今日から二十四節気でいう芒種(ぼうしゅ)です。芒(のぎ)はイネやムギの穂先にあるトゲのことを指し、芒種はイネやムギなど穂の出る植物の種をまく頃の目安でした。そして梅雨入りもこの頃にあたります。アジサイの季節ですね。

6月の満月は「ストロベリームーン」

2020年6月の満月は6月5日、6日にあたります。北米では6月が野苺の収穫期にあたるため、6月の満月のことを「ストロベリームーン」と名付けていることを昨年知りました。


そういえば、日本でも6月が野苺の収穫期にあたります。我が家のマルベリー(クワの実)は今収穫期を迎えています。モミジイチゴ、クサイチゴ、ヤマモモ(野苺じゃないけど)は夏至の頃が収穫期だったかと思います。

散歩していてナワシロイチゴを見つけました

月は自分の心を映す鏡

昨晩はベランダで、あともう少しで満月になる月を見ていました。松任谷由美さんの歌にもある「14番目の月」ですね(スピッツのカバーも秀逸)。

家のベランダから見た月

9年くらい前は満たされた気持ちで満ちていく月を見ていたこともありますが、5年前くらいは満たされない気持ちで欠けてゆく月を見ていたこともありました。
2年前は、出産後に職場に復帰して少し慣れてきた頃。「満月は満ちていくものではなく、川底の石が転がりながらすこしづつ削れるように、丸くなっていくものなのかもしれない」と月を見ながら考えてみたりしていました。

昨日考えていたことは「今年のアイスバーグ(つるバラ)はいっぱい咲いたなー。コイツはこの場所を気に入ったようだ」てなもんでした。(←イヤ、月じゃなくてバラ見てるやんと自分にツッコミを入れつつ)

非常事態宣言が解除され、やっと1人カフェやラジオを聴いてウオーキングをする時間が戻ってきて、心に平和が戻りつつあるようです。月は自分の心を映す鏡のようだ、と思います。

クワの実がいっぱい収穫できました

次回は
夏至(げし)6月21日〜7月6日

この記事を書いた人

西田 めい

西田めい(にしだめい)
書籍編集者、ライター。大阪の編集プロダクション勤務から2022年4月に独立。
古事記、百人一首、源氏物語、枕草子、平家物語、奥の細道など、多数の古典関連書籍の編集、執筆を担当し、古典のおもしろさに目覚めました。柳田國男検定・初級合格(こんな検定あるんですよ、笑)。趣味はベランダガーデニング。
大学時代は軽音楽部だったので音楽が好きです。
著書に『二十四節気のえほん』(PHP研究所)、『はじめてであう古事記』上下巻(あすなろ書房)があります。お仕事のご依頼、ご相談などございましたら、お問い合わせフォームからお願い致します。