●空の彼方にいわし雲
二十四節気でいう白露は、
空気が冷たくなってきて、
草花が朝つゆでぬれるように
なるころのこと。
上空では温かい空気と
冷たい空気が入れ替わり始め
モコモコとした雲が見えます。
この雲は巻積雲(けんせきうん)
という雲の一種。
「ひつじ雲」「いわし雲」
とも呼ばれ、
空のずっと高いところにあります。
なので、秋の空は高くなったように
見えるのです。
兵庫県南部では
今日の日没は17時40分ごろかと。
18時にはもう日が落ちていました。
思ったより日が暮れるのが早い。
ちょっと前まで19時半でも
外が明るかったのになあ。
ほかにも兵庫県南部らしい
二十四節気を探して見たのですが、
青いどんぐりくらい?
まあ、そもそも
白露の途中から言い出すなよ、
と自分でもツッコミたいのですが、
ともかく一年目は
中途半端でも書く、
ことにこだわりたいと思います。
あ、そうそう
いい句がありましたぞ。
鰯雲人に告ぐべきことならず
加藤楸邨
仕事を辞めて32歳で大学に入った
加藤楸邨には妻と子供がいました。
「句なんて詠んでいる場合じゃない。
この鰯雲のことは人に言ってはならない」
という俳句なのに、
言いたくてたまらない気持ちが
伝わってきますね。