小寒(しょうかん)1月6日~1月19日  in 兵庫県南部

お正月の格式とは?

あけましておめでとうございます。
結婚して家庭を持ってからのお正月は8年目くらい。新婚当初はあまりおせち料理も求められていなかったのに、子どもができてからはいろんな行事ごとも含め、お正月のハードルが上がってきている気がします。
一方で、年々「年越しの気分」が盛り上がらない。昔は夜に初詣に行っていたのが、今は子どもが小さいから自宅でテレビ見てるから?? 年々、1年が過ぎるのを早く感じているから?
そういえば、うちの実家では、お正月は朝風呂に入るとか、仏壇の前にお箸を取りに行くとか、家庭内ルールがあったことを思い出しました。我が家はいまだにお正月が無秩序なので、やはり家庭内儀式があるとお正月の格式が整うのではないか、と思いました。来年からは何かやっていったろかな、と思います。

たこあげ
お正月らしく、凧揚げはしました

二十四節気でいう「寒の入り」

さて、二十四節気では、小寒から立春までの約30日間を「寒(かん)」と言い、1年の中で一番寒さが厳しい時期となります。
その始まりとなる小寒の初日にあたる「寒の入り」は、日本各地で寒稽古や寒中水泳、滝行などが行われます。ああ、私の苦手なシーズンの到来です。寒いのが本当に苦手。ホットドリンクに凝るなどして、なんとか前向きに乗り越えたいです。

1月15日は小正月

旧暦の1月15日は満月の夜でした。今は日にちと満月の夜はずれております(2020年1月10日が満月)。かつては年明けの満月の夜に、お正月にお迎えした年神様を火にのせて送る火祭りが行われていました。それが「どんどん焼き(とんど、左義長、など地域によって呼び方が違う)」です。最近は環境への配慮もあってなかなか盛大などんどん焼きを見なくなったもんです。

でも、最近焚き火の動画が流行っているように、火を眺めたい欲求ってなんかあります! てことで、今年は自分が住んでいる地域で「どんどん焼き」をやっている場所を探して行ってみたいと思っております。

次回は
大寒(だいかん)1月20日~2月3日

この記事を書いた人

西田 めい

西田めい(にしだめい)
書籍編集者、ライター。大阪の編集プロダクション勤務から2022年4月に独立。
古事記、百人一首、源氏物語、枕草子、平家物語、奥の細道など、多数の古典関連書籍の編集、執筆を担当し、古典のおもしろさに目覚めました。柳田國男検定・初級合格(こんな検定あるんですよ、笑)。趣味はベランダガーデニング。
大学時代は軽音楽部だったので音楽が好きです。
著書に『二十四節気のえほん』(PHP研究所)、『はじめてであう古事記』上下巻(あすなろ書房)があります。お仕事のご依頼、ご相談などございましたら、お問い合わせフォームからお願い致します。