かつて雪は神秘的現象だった
高い山や寒い地方では雪がふるようになる頃。ちょうど昨日は神奈川県でも初雪が観測されました(平年より6日ほど早いらしい)。私は寒さがめっぽう苦手なので「雪はカンベンしてほしい」とつい思ってしまうのですが、子どもは「雪がもっとふったら雪ダルマつくって遊ぶ!」と喜んでいます。
『万葉集』の時代では、雪がふると雪見デートをする文化があったらしく、恋人同士はここぞとばかりに歌を送りあったりして雪を楽しんでいたようです。
私が編集担当した『マンガでわかる万葉集』(池田書店)でも、天武天皇が雪にはしゃぐ様子が伝わる歌が紹介されています。
今でこそ、私たちは雪は気象現象のひとつでありふれた現象だと思ってますが、いにしえの人々にとっては、もの珍しく本当に不思議で神秘的な現象だったのかもしれません。
日暮れはいよいよ早い
日暮れは小雪の頃と同じく、16時30分ごろにはもう日が落ち、17時には真っ暗といったところ。
正直、最近は曇りが多かったのでわかりにくいです。が、16時30分くらいよりも早く日が暮れることはないのかな。一応、次の冬至まで、日暮れは早くなっていくとされています。そして冬至で日照時間が最短になり、以降は日は長くなっていきます。
アイキャッチは「鈴のなる木」
アイキャッチは、実だけが残った近所のナンキンハゼの木。鈴が成っているのかな?とずっと不思議に思っていた街路樹でしたが、育児休暇をとっている時代にやっと名前を調べて疑問を解決しました。
次回は
冬至(とうじ)12月22日~1月5日