神社とお寺、四季折々の行事を紹介する本
私が編集に携わっていた
『日本の寺社 行事巡り100選』(宝島社)が今日からAmazonで発売です。
(書店はもう少し後かも)。
春、夏、秋、冬の4章立てで、神社とお寺の四季折々の行事が紹介されております。
私にとっては、行ってみたい行事や、その行事に関連したことで誰かに話したいネタがてんこ盛りの本でした。
太宰府天満宮の梅花祭に見る「かざし」
たとえば、福岡の太宰府天満宮で2月25日に行われる「梅花祭」では、神職が冠に梅の花を挿しています。これは、古でいう「かざし(挿頭)」です。京都市で5月15日に行われる葵祭でも祭りでもフタバアオイの「かざし」をしている人を見ることができます。
「かざし」は生えている草花を自分の身に飾ることで、自然の生命力を取り入れるという一種の呪術でした。『万葉集』にも「かざし」がけっこう出てきます。
「毎年に春の来たらばかくしこそ梅をかざして楽しく飲まめ」
巻五(八三三)
(訳)毎年、春がきたら、こんなふうに梅の花を頭にさして楽しく飲みましょうぞ
いいなあ、かざし。ちょっとやってみたい。
かざしのトレンド来ないかなあ。そして、自然の生命力取り入れたいですw
など、いろいろ誰かに話したいことも出てくるのですが、本を作っている最中は一応、関係者以外にはしゃべれないわけです。話したいのに話せない。やっと情報開示できる頃には気持ちが覚めちゃってることもあり、お蔵入りになりがちです。
私が今後行きたい行事ベスト3
1位 東大寺の修二会(3月)
通称「お水取り」と呼ばれる、火と水の儀式。
関西では「お水取りが終わると春が来る」と言われていますが、行ったことないんですよねー。
2位 大覚寺の観月の夕べ (中秋の名月)
平安時代の雅な船遊びを今に伝えている行事。この頃は大沢池周辺がライトアップされるようです。
3位 花窟神社のお綱掛け神事 (10月2日)
イザナギが葬られた地とされる日本最古のパワースポット。
かなり古い時代から脈々と伝えらえてきた神事。
私が行きたい場所なのでつい関西を選んでいますが、全国の行事が紹介されています。
今は子供が小さいから無理だけど、、と、つい思ってしまいましたが、
イヤ、できるだけなんとかして、ちょっとずつでも行こうと思いました。
となると、望遠レンズがつけられるカメラがいる…かな、と修二会のお松明の写真をみて思いました。