豊臣秀吉の妻、58歳のねねは高台寺を建立し、秀吉との思い出深い伏見城の前庭を山内に移築して移りすみました。これが京都の高台寺のお向かいに位置する圓徳院の起こりです。圓徳院はいわば当代セレブのサロン的な場所になり、多くの文化人が訪れたそうな。
圓徳院では予約不要&無料(拝観料は大人500円)で
五体投地(両手と両膝、額を地につけて行う仏教で最も丁寧な拝礼)
写経・写仏(お手本をなぞり書きし、最後に願い事を書く)
枯山水体験(白砂の線引きなど、箱庭づくりができる)
三面大黒天撫仏(秀吉が信仰した三面大黒天に触れる)
抹茶体験(+500円)
などの禅体験ができます。
私的には伏見城の前庭を移築したという北庭がよかったです。原型がほぼ留められているらしく「この風景をねね様もご覧になられてたんですよ」と係の人が教えてくれました。
ちょうど西日がさしてきて、色鮮やかな山百合も咲いていました。
まだまだ暑さが残っているけど、日が翳ると涼しいものです。
ねねは77歳で没するまでこの地で過ごした。
その胸中はいかようだったことだろう。
天下人の妻だったけど、自分の子どもをもつことはなかった女性。領地の相続の問題とか色々あったみたいだけど。。
まとめ
圓徳院の禅体験は小学生から楽しめました。
人も少なめだったのでよかったです。
庭園を見ながらの抹茶体験にするかは迷ったものの、この日は近くのカフェで冷たい抹茶スイーツを選択。喫茶文化は禅宗と共に日本にやってきましたが、抹茶は日本で発展した独自文化のようですね。冷やしぜんざい、抹茶ソフトクリーム、抹茶ソーダも良!
※アイキャッチは圓徳院のお向かいに位置する高台寺の台所門。ここをくぐると料理が上手になるそうです。