黒門市場から「てんしばイーナ」まで 歩きながら考えたこと

2時間のひとり時間でストレス解消

今の会社は水曜日は昼から出勤、というちょっと変わったルールがあります。
が、これが今の私にとってはものすごく貴重な時間。
息子を保育園に連れていってから、出勤するまでの約2時間(移動時間は省く)。いかに自分が喜ぶことをするか、前日から必死に考えます。今週の水曜日は1時間は運動不足解消のためウオーキング、1時間はウインドーショッピングすることにしました。ウオーキングのコースもいかに自分が喜ぶ場所を歩くかを考えます。職場が大阪の「なんば」なので大体行ける範囲は限られてくるのですが、1本でも違う道を歩きたい。先週は黒門市場を抜けたところで通天閣が見えることがわかったところで引き返しました。ヨシ、今週は黒門市場を抜けてさらに通天閣まで歩いてみよう。

黒門市場。外国人の旅行者でいっぱい

線路に縛られずに歩くと、思考も自由になる

黒門市場を南へ抜け歩いていると、串カツで有名な「新世界」のアーケードが見えてきました。「新世界」をさらに南下すると通天閣タワーの麓にたどり着き、突き当たりにはスパワールド。東サイドには天王寺公園が広がっています。
私はこの辺りに住んだことがないので、あまり土地勘がなかったのですが、黒門市場と天王寺って、わりと近かったんやな、と。鉄道路線ではちょっと遠いイメージだったけど、歩くとこんなに自由に行ける。「新世界」も地続きやったんやな。言葉のイメージだけではなんだか別世界のようだけど、一歩一歩、歩いて行けばたどりつく。この気づきは今の私にとってはありがたいものでした。
ついでに昔、天王寺に住む友人が魚の煮物や貝の煮付けなどのおかずを持って、私の家に遊びにきてくれたことを思い出しました。当時、私は一人暮らしをしていたので、友人の母親が気を遣って手作りのおかずを持たせてくれたのです。「食材は黒門市場で仕入れた」と聞いた記憶が、突然よみがえりました。
まあ、いろいろ考えながら歩いてます。

かつての社訓:帰りは別のルートで帰れ!

てんしばイーナ

天王寺公園まで来たので、ついでに「てんしばイーナ」まで行くことにしました。2019年11月末にオープンした新スポット。ちょっと行ってみたかったんだよね〜。  ところが! 10時半過ぎに到着してしまったので、ほとんどお店がしまっておりました。11時オープンらしい。タリーズカフェしか開いてない状況です。やれやれ。帰りは別のルートで帰ろう。
ちなみに「帰りは別のルートで帰れ!」は私が前に務めていたタウン情報誌の会社の社訓でした。他の社訓は忘れたんですが、これだけは気に入ったので今も実践しています。とにかく「街ネタは人に聞け! 自分で歩いて発見せよ」、という社長でした。

【まとめ】
ウオーキングは思考の運動になる

歩いているといろんな発見をしたり、何かを思い出したりします。私は歩きながら過去の出来事を思い出すことが多いな、と今日も歩いていて気がつきました。過去にこだわるというより、過去が好きよね? あ、このブログのタイトルも「いにしえ」ってついてるし。めっちゃ好きやん!W

冬はスケートリンクが登場するってよ
てんしばイーナの向こうはあべのハルカス

この記事を書いた人

西田 めい

西田めい(にしだめい)
書籍編集者、ライター。大阪の編集プロダクション勤務から2022年4月に独立。
古事記、百人一首、源氏物語、枕草子、平家物語、奥の細道など、多数の古典関連書籍の編集、執筆を担当し、古典のおもしろさに目覚めました。柳田國男検定・初級合格(こんな検定あるんですよ、笑)。趣味はベランダガーデニング。
大学時代は軽音楽部だったので音楽が好きです。
著書に『二十四節気のえほん』(PHP研究所)、『はじめてであう古事記』上下巻(あすなろ書房)があります。お仕事のご依頼、ご相談などございましたら、お問い合わせフォームからお願い致します。