晴朗風月一銭の買うを用いずーー 2022年のテーマにしよ

おそまきながら2022年のブログ始めです。昨年はどうしても成し遂げたいことがあり、神が何をいおうとやるつもりだったのでおみくじを引きませんでした。今年は一応その目処がついたのでおみくじを引いたところ、大吉。そこに書いてあった「晴朗風月(せいろうふうげつ)一銭の買うを用(もち)いず」(清々しい風や月は、いつでもどこでも手に入れることができる)という言葉が、まさに私が目指すところだったので、これを2022年のテーマにしようと思いました。

宵に空を見上げて月を見たり、
オレンジ色と空の青がとける暮色を楽しんだり、
風の匂いや温度を楽しむ、
そんなことを大切にしていきたいものです。
近年はつねにマスクをつけているので、風の匂いを感じることさえウッカリすると忘れがちですから。

今日の風の匂いにはちょっと焚き火の匂いが混じっている気がします。
多分、同時多発的に1月15日小正月のとんど焼きが行われているからでしょう。私も近所のとんど焼きに初参加できました。
とんど焼きの風習は、お正月にお迎えした年神様を火に乗せてお送りする火祭りが起源とされています。旧暦ではその年最初の満月に行われていたのですが、新暦では1月15日の日付だけが残っています。
今月の満月は1月18日。あと3日でバッチリだったのに、ちょっとおしい!

この記事を書いた人

西田 めい

西田めい(にしだめい)
書籍編集者、ライター。大阪の編集プロダクション勤務から2022年4月に独立。
古事記、百人一首、源氏物語、枕草子、平家物語、奥の細道など、多数の古典関連書籍の編集、執筆を担当し、古典のおもしろさに目覚めました。柳田國男検定・初級合格(こんな検定あるんですよ、笑)。趣味はベランダガーデニング。
大学時代は軽音楽部だったので音楽が好きです。
著書に『二十四節気のえほん』(PHP研究所)、『はじめてであう古事記』上下巻(あすなろ書房)があります。お仕事のご依頼、ご相談などございましたら、お問い合わせフォームからお願い致します。